このお屋敷の正面には、借景とは良くいったもんだの桜島が目の前にドーーーーーーーン!
てくてくてくてく思っていたより奥行きが広い庭を歩いていくと
屋敷の中に川、
屋敷の中に滝だのだの。
見事な造りに感嘆しきり。
篤姫もここを歩いたんだろうか、この景色を楽しんだことがあったんだろうかなど思いめぐらしながら、たっぷり時間をかけて散策。
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園の入口には仙巌園のご先祖様方を祀る神社が。知らなかったな〜。
法事とかここでするんだろうか?などと想像したりして。
共通入場券で隣にある尚古集成館(斉彬公が築いた製鉄、大砲、造船、紡績、薩摩切子、薩摩焼などの工場があった場所)へ行くと、島津家の歴史や功績などが模型などで説明してあり面白かった。
まず家系図の一番最初に源頼朝が書いてあって驚いた。初めて知ったけれど、島津の家祖は母親が源頼朝と親しい間柄であったゆえ重用されて大隅・薩摩の守護を任されるだけど、元々の地にいた豪族達が反発(そりゃそうなるわ)だのだのががずーーーーっと続いて、やっとこさ15代 貴久公が統一。
時代は流れに流れて、今は32代目。
今まで久光公や斉彬公ぐらいしか知らなかったので、島津の歴史に俄然興味が湧いてきました。
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園の中には猫神神社があって、17代 義弘公が朝鮮出兵の際に連れて行った猫7匹(眼の瞳孔の開き具合で時間を知ったんだそう)のうち生きて帰ってきた2匹の猫ヤスとミケが祀られていて、毎年2月22日の猫の日には愛猫長寿祈願祭があるんですよ。小さな神社には飼っていた猫を偲んだり、飼い猫の長寿を願う絵馬が飾ってあって読んでたら涙が。。。
ちゃんとチェルシーの長寿を願ってきました。
ヤスとは茶トラ柄の猫の名前だったそうで、親しみをこめて鹿児島で茶トラ柄の猫をヤス猫と呼ぶんですって。そういえば、そんな気がしなくもない。
この他、たくさん見所があってもう説明しきれないので、ぜひ鹿児島へお越しの際は仙巌園へ。
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園内は綺麗に整備されていて、お土産店なども綺麗。
お目当ての両棒もちにありつく。味噌としょう油ダレ。
私は味噌がお気に入り、オットはしょう油といい具合に好みが分かれ喧嘩もなく食べ終えました。
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で、尚古集成館に並んでいた本が気になったけど買わずに帰った後日、
本屋さんに行く機会がありやっぱり同じ本があったので購入。
薩摩統一に成功した15代 貴久公の息子である義久、義弘、歳久、家久4兄弟が戦国時代に大活躍するのがこれまた大変面白いんです。
特に家久、その息子である豊久(最近人気の漫画『ドリフターズ』に出てくる豪将。「世に類いなき容顔美麗なるのみならず、知勇卓犖たる少年」だったらしいんですよ♡)がツボに入ってネットで家系図をプリントして書き込んで読み進むのが今楽しくてしょうがない!!!!
関連本がたーーーーくさんあるから楽しみ♫
その辺を掘り進んで、鹿児島の義、漢、西郷さんに詳しく向かいたい、と思っている次第です。